『いつごろ立ち直れますか?』

 

 読者の方からたくさんのメールをいただき、
 多くの方が
「この失恋からいつになったら立ち直れるのだろう」
「この苦しみからいつ頃解放されますか?」

 と書いていることに気がつきました。。。

 その気持ちとってもよくわかります。。。
 失恋は苦しくて、つらい。。。
 一刻も早く脱出したいものです。。。

 私自身の荒れ果てた失恋後の数年は
 みなさんのメールの問いかけそのものの心境でした。

「昔はしあわせだった、人生こんなに無茶苦茶になってしまって、
 穏やかな日がまた訪れるのだろうか?」
 そんなことばかり思いました。。。

 虚しくて、無力で、何一つ成就しない。。。
 毎日毎朝、起きるのさえつらい。
「いったい、いつになれば立ち直れるのだろう」

 一日が永遠のように思え、
 夜は二度と明けないような絶望感に包まれていました。。。

 今すぐ立ち直る、一ヶ月で立ち直る、
 これさえすれば立ち直る、
 これさえ買えば立ち直る、
 お金を出せば立ち直れる、

 巷にはそんな安易な言葉がたくさんあふれています。。。
 でも、失恋から立ち直る時期なんて人それぞれ違います。
 心の喪失を埋め、自分を認めることができる時期は
 限定などできません。。。

 いったいいつまでこんな状態が続くの!?
 もう何もかもやめてしまいたい!
 いったいいつ立ち直れるの!?

 少なくとも私自身がそう思っていた間は、
 何も変わらなかった、
 状況も心にも、何の変化もありませんでした。。。

 心が叫んでいるときは、
 人生に変化も前進も後退もありません。
 さびしくて、
 誰かにその気持ちをわかってほしくて、
 足踏みしたり、うずくまったりしている時期なんだと思う。。。

 だから、つらいときほど、
 「立ち直り」を焦らないでいて。。。
 安易な立ち直りに、振り回されないでいて。。。

 失恋から立ち直るために数年も費やした私です。。。
 でも、今は自信をもってあなたに言える。
 その数年が私には必要だったんだ、って。。。
 足踏みしていた時期も、
 どこか幼稚だった私の、心の成長のために
 必要だったと思えるのです。。。

 失恋の痛みを忘れるために、状況から逃げず、
 今自分にできることを精一杯やる。。。
 そのことだけが唯一のおくすりです。
 なぜなら、それは自分を愛し、癒す作業だから。。。

 あなたの心を癒し、強くするために
 あらかじめ必要な時間があるのです。。。
 その時間は誰にもわかりません。。。

 だけど、時間がくればあなたにはわかるでしょう。

 そのおくすりがいつ効くのかと
 結果を急がないでいてください。。。

 あなたは必ず変わります。
 悲しい恋から立ち直り、そして、今よりも数倍、
 素敵な成長を遂げているはずです。。。

 だからどうか負けないで。。。
 あなたの気持ち痛いぐらいよくわかる。。。
 でも誰もが同じ気持ちなんです。。。
 あなただけじゃないから。。。不安がらないで。。。

 心を落ちつかせるために
 今あなたにできることを始めてください。。。
 どんなに小さな変化でもいい。
 はじめの一歩を踏み出してください。。。

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【2】きょうのことば
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   ともしびはどんなに小さくても、
   常に燃えてさえいれば、
   他の多くのともしびに火を点ずるものとなれる。 
          〜 エレン・G・ホワイト (米 教育家)〜

 
 殺伐とした時こそ、心の中にあたたかい火をともしていて。。。ときにその
 火にあたりながら、傷が癒えるのを待つことが必要かもしれません。。。
 だけど、それは私たちにとってかけがえのない時間。自分を見つめ、今日
 からは自分を大切にすると約束する時間。。。自分を好きになったとき、
 私たちははじめて、つらい経験を乗り越え、強くなれるのです。。。 

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【3】失恋のおくすり(BOOKS)
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『そのオトコ、いくら好きでも別 れなさい 』
 The commitment cure.
 ロンダ・フィンドリング (著)、佐藤志緒(訳) サンマ−ク出版

そのオトコ、いくら好きでも別れなさい そのオトコ、いくら好きでも別 れなさい
ロンダ・フィンドリング 佐藤 志緒

サンマーク出版 2005-08-03
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 最近失恋に関係した本がたくさん出てきました。しかしその中で本当に栄養
 になる本はほんのひとにぎりだけのような気がします。。。
 そんな中で、本当によかった!と思ったのがこの本です。  

 どんなに好きでも、たとえ尽くしたとしても、愛せば愛するだけ自分を不幸
 にしてしまう男。。。著者はこういうタイプの男性を“煮え切らない男”と
 呼び、そうなるに至ったさまざまな性格的要因、ひどい男の本当の心理を
 教えてくれます。。。読んでいて、心の隅にくすぶっていた納得いかない気
 持ちがすっと消えていきました。心にくすぶった未練を、キッパリあきらめ
 させてくれる本かもしれません。
 
 不条理な振られ方をした人、むちゃくちゃな暴言を吐かれた人、向こうから
 アプローチしてその気にさせられながら手痛く振られた人、一体どうしてこ
 うなるの?!と怒っている人は、必読。。。 私自身、これがせめて3年前に
 出版されていれば、深追いなどせず、立ち直りもきっともう少し早かったの
 にと思ったぐらい。。。(笑) 本当におくすりになる一冊です。  

 著者はこの本の女性版「つきあいたくない女(仮)」をアメリカで発売した
 そうです。こちらは男性のおくすりになるのでしょうか。
 翻訳されるのが楽しみです。    

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【4】失恋サポーターズ
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◆【人は助けあいながら強く、自分らしく変わっていく】

 私(K)の失恋経験をお話します。
 現在、アメリカに留学しています。今年の1月に付き合っていたアメリカ人
 の彼にふられてしまいました。外国にいると失恋の痛さは日本にいるときよ
 りもつらいものでした。どうしていいかわからず、短期間でしたが日本へ帰
 りました。 日本へ帰って家族や友達の励ましもあり、元気にアメリカに帰り
 無事に失恋から立ち 直りました。

 失恋したとき、孤独を感じてしまうかもしれません。自分の一番近くにいた
 人が去っていき、一人になった寂しさは本当につらいものです。
 つらいときは誰かに助けを求めてください。つらいときにはみんなが助けて
 くれるはずです。そして、立ち直ったとき、今度は助けを求めている人、周
 りにいる悩んでいる人を助けてあげてください。
 経験した人にしかわからないからこそ、
 同じようなことで苦しんでいる人を 助けてあげるんです。

 立ち直ったとき、自分が少し前より強くなったと思うでしょう。

 今度は、みんなが助けてくれたように、誰かを助けてあげられたら、
 もっと自分が強くなって、人として丸みのある、前よりもいい自分に
 なれるはずです。
 そうして私は今元気に毎日自分らしくすごせるようになりました。(K)

 ●Kさん、日本を遠く離れてがんばっていらっしゃるんですね。。。
  こういうとき、家族や友達の温かさは本当にありがたいものですね。。。
  人に助けを求める勇気、そして、悲しみを優しさにかえていく勇気。。。
  きっとほんの少し素直になるだけで、私たちは進むべき道をみつけること
  ができるんでしょうね。。。きっとたくさんの人の心に、あなたのメッセ
  ージが届くことと思います。。。ありがとうございました。(Banbis )


◆【良き言葉を支えに、難関に立ち向かう】

 はじめまして、shin-beeと申します。34の男性です。1ヶ月程前、最愛の
 女性から別れを告げられ、辛いながらも以前の自分もしくは、それ以上の
 自分に復元するために一進一退、戦っています。

 私の場合、彼女が告白してくれて、一年ほどの甘く楽しい交際期間を過しま
 したが、結果的には彼女の方から別れの言葉をもって去って行きました。
 それはそれは、自分の至らなさ、惨めさを痛感し、男としてのプライドが傷
 つき、劣等感に苛まれました。
 一番辛かった頃はたった一人の女性の意思表示が、世間からの自分の評価の
 ように思えて、とても生きた心地がしませんでした。
 
 ある程度、客観的に現実を見られるようになっても、「何と女の心とは不実
 で移ろいやすい物なのだ!(立場が変われば、男も女もないのですが...)」
 と、暗い一人の部屋で彼女を責めろ事ばかり考え、嘆きの日々が続きました。

 いま、やっと心の終戦?を向かえ、ひと段落付いた気がします。
 でも未だ予断は許さない癒え切れない思いをを紛らわそうと、私も本に救い
 を求めました。書店や古本屋などを手当り次第に...。

 そして、最近読んだ本の中に、失恋して頭の中が整理し切れていない人に
 ピッタリの助言を見つけましたので、僭越ながらご紹介させて頂きたいと
 思います。
 歴史小説の大家、司馬遼太郎さんの『人間というもの』(PHP文庫)です。

 内容は、著者自身が過去に執筆した作品郡中の人物の名言、ストーリー展開
 上、創作した台詞、ト書きなどを各テーマ毎に引用した物で、それらの言葉
 を通し人間の心の機微を考察してみようという趣旨のようです。

 その中に、失恋も含め、人間世界の苦悩について見事なまでに考察された一
 文がありましたので私自身の癒しの特効薬として、心が弱って来た時に、
 しばしば声に出して読んでいる部分です。
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 釈迦は人間の苦悩が、その心よりおこるものであると分析し、
 さらに心と心がつくりだす苦悩を見つめきって、
 苦悩から逃れようとすれば、
 たれもがその内面から自分を変える必要があるとした。

 心は、心そのものわるいのではなく、
 その深奥に一ヶ所人間を苦しませる部分があるとする。
 その部分から毒素を分泌しているために、
 人間は苦しむのである。
 その部分か、あるいは毒素のことを、
 釈迦は妄執(もうしゅう)という概念でとらえた。
              『十六の話』(「華厳をめぐる話」より)
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まさに、私の心は分泌量 の増減こそあれ、日々、この『妄執』に精神を脅か
 されては右往左往しているのでしょう。
 今は、それでも生きるための新たな目標として超難関と言われている法律関係
 の資格を取得する為に試験勉強をしています。まだまだ、不安定になる事は多
 いのですが、前向きに頑張っていこうと思います。(shin-bee)

 ●shin-beeさん。不条理な別 れを乗り越えて、失恋をバネに前に進もうとし
  ているあなたは、今、自分を着実に強くしている最中なんだと思います。
  苦しみ、後悔、屈辱感、無力感、憎しみ、怒り。。。失恋はたくさんの毒を
  教えてくれます。。。でも、それはいつか自分を成長させる前向きなエネル
  ギーに転化することができる。。。そのことをあなたは今、教えてくれてい
  るんですね。。。勉強、どうぞがんばってください。そしていつかきっと、
  目標を達成して輝くあなたに出会えますように。。。(Banbis ) 
 

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2005.10.23