『別れを追体験する苦しさ』
失恋から立ち直るまでに何度も
自分には頼るものが何もないという
絶望的な虚無感に襲われたものでした。
過去の思い出はもはや悲しいだけのものになり、
現在や未来に希望や支えや生き甲斐などは
まったく見当たりません。。。
何より私を苦しめたのは
ことあるごとに思い出す別れのシーンでした。
何度も何度も最後の場面が頭の中でくり返され、
別れのショックを追体験していたのです。。。
そして
「あのとき彼にもっと辛辣なことを言って傷つけてやればよかった」とか、
「ずっといっしょにいる」なんてウソだったんだとムカついて、
いつも最後には「どうしてこんなことになったのだろう!」と
どうしようもない絶望感に襲われる。。。
そのくりかえしでした。。。
今思えば、なんとキツい時間を過ごしていたかと思います。。。
そして、なんて無駄な時間を費やしてしまったのかとも。。。
去っていった人をあきらめられない往生際の悪さが
私を延々と苦しめていました。。。
私は彼に執着しすぎていたのです。
その頃の私の頭の中は、
この地球には「彼」というたったひとりの男しか住んでいないような、
そんな状態だったんじゃないかと思います。
この地球上に、特別カッコよくもない普通の男ひとりしかいない
その男に別れを告げられてしまった、
私の人生は終わりだと本気で思い詰めていました。
冷静に考えればおかしいんだけど、その頃の私はガンコそのもので
視界や思考にガッチリと鍵をかけていたような気がします。。。
恋は人に素敵な魔法をかけるけど、
失恋もまた、悪い魔法のようなものです。。。
魔法から醒めるまで、冷静になれるまで
みんなそれぞれかかる時間が違います。。。
あなたへのメールも53通
めになったね。
今までいろんなことを書いて送ってきました。。。
泣いたり、あきらめたり、封印したり、運動したり、
許したり、自分を励ましたり、楽しいことをみつけたり。。。
そうやって少しづつ、ショックから立ち直っていくことを
あなたに伝えたかった。
今、あなたがあの頃の私と同じように
別れの追体験を続けて苦しんでいるなら、
世の中に別れた恋人たったひとりしかいないと思いこんでる自分に、
そろそろ気がついて。
もういいんだよ、って自分に言ってあげて。
もう、それ以上自分を苦しめることない。
もう、じゅうぶん自分を責めたのだから
去っていった恋人への執着を手放して、
過去から現実に戻っておいで。
見て、世の中にはたくさん素敵な人がいるよ。
あなたが笑顔になれば。。。
あなたのことを素敵だと思う人だってたくさんいるよ。
愛すべき人はまた必ずあなたの前にやってきます。
だから、もう一度自信をもって。
誰かを真剣に愛せるあなたなのだから。。。
再びその日が来ることを信じて勇気を出して。
いつか、魔法にかかっていた自分を笑えるようになったら、
あなたは失恋をバネにして成長できたということ。。。
苦しい追体験をやめ、今まで私が書いてきたたくさんの方法を
少しづつ実践してみてください。
だいじょうぶ、あなたは必ずそこから抜け出せる。
魔法はかならず解ける日が来ます。。。
あなたが苦しい時期を少しでも早く乗り越えられるよう
私がずっとそばにいてあげる。
負けるな。。。もうすぐ出口は見えてくるよ。
ファイトだよ。
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■きょうのことば■
愛情には一つの法則しかない。
それは愛する人を幸福にすることである。
〜スタンダール(詩人)〜
あなたが愛情を感じるのは「恋人」だけではないよね。
あなたは誰を愛しているでしょう。。。家族、親戚、友だち・・・
あなたには愛する人がたくさんいるはずだよね。愛する人たちを
しあわせにする方法、いくつ見つけられるだろう。。。
誰も愛することができないときには、犬や猫や鳥みたいな生き物を
大切に育てるのもいい。ペットと触れ合ううちに、優しい心を取り
戻すことができるでしょう。。。(私もそうだったんですよ(∩_∩))
誰にも愛されなくなった、誰も愛せなくなったと絶望してしまう時こそ、
あなたが愛して、しあわせにしてあげなくてはいけない人や動物たちが
いることに気づいてください。。。
そして彼らも、あなたをとても愛しているということに気づいて。
たったひとつの愛を失って前が見えなくなっても、やがて本当は身の回りに
愛がたくさんあるということに気がつくようになれる。
もうすこし落ち着けば、こころに余裕が生まれるよ。
いつだって、決して、あなたはひとりぼっちなんかじゃないということを
忘れないでいてください。。。
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■失恋のおくすり(Books)■
『だれもあなたのことなんか考えていない
―他人にしばられずに長生きするための58条 』
【原書名:RULES FOR AGING】
ロジャー・ローゼンブラット著 春日井晶子訳 早川書房
失恋のみならず、人間関係で悩んでいるときに
『だれもあなたのことなんか考えちゃいません』と言われると驚きます。
『敵は無視すること。さもなくば始末すべし』
『豚(いけすかないヤツのこと)に対するルール』など辛辣にして、清々しい、
ユーモアがあって、温かい。人生を気楽に、自分をいたわり、守りながら生きる
ための知恵や技術がたくさんつまった一冊です。
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2003.3.21