『 こころを癒す本の選び方 』

 

失恋した直後、一人になるということが
とても怖かった時期がありました。
部屋の中はガランとし、
そこに二度と彼が戻ることはない事実に
私は永遠にひとりぼっちになってしまったように感じました。

深い失恋は、実際に『胸に激痛』を感じます。。。
そのときの孤独とは、
最愛の人と死別したような痛みでした。。。

失恋や挫折で精神的バランスを崩して、
そこからなかなか立ち直れないときほど
苦しいことはないよね。

目の前が真っ暗になっているときに、
誰かに『助けて』って言いたいときに、
『何よ、たかだか失恋ぐらいで』
そう言われたことがあって・・・ショックでした。
その人は悪気があって言ったわけではないと
十分承知していました。

だけど私は落ち込んでしまった。
誰かに感情を吐きだすのはやめようと思いました。
誰かに、助けてというのはリスクが大きいと感じました。

なのに、誰かがそばにいてくれなければ怖かった。
一人でいると、彼との思い出がたくさん思い出されてつらかった。
自分の弱さを痛感しました。。。

気がつけば、見もしないテレビを付けっぱなしにして、
24時間誰かがそこにいるような気配を作り、
殻に閉じこもる生活に突入していました。。。

そんなときに私の時間を救ってくれたのは本でした。
孤独な時間を潰していくかのように、
失恋や、男と女の見解の違い、挫折に関する本をいろいろ読みました。
中には自分本位な見解を押し付けるものもありました。
あまりにもロマンチック過多でうんざりするものもありました。

たとえば10冊読んでも、その中でちゃんと心に効いたのは、
ほんの1、2冊ぐらいのものだったかもしれません。。。

失恋は、私たちにとってシビアな現実で、
実際にこの張り裂けそうな胸の痛みを理解してくれる本は
意外と少ないことに気がつきました。。。

『過去のことなんかさっさと忘れて』と言われても、
『次の恋を見つけに行きましょう!』と言われても、
『元気、元気で行きましょう!』と言われてもね。。。
それができるぐらいならこんなに苦しんでいない、と
励まされるどころか、
かえって意地悪な気持ちになったものでした。

今、あなたはどんな気持ちでいるでしょうか。。。
今どうしようもなく苦しい、切ない、
誰かにこの苦しみをわかってほしいと思っているのなら
『いい本』に助けを借りてください。。。

あなたを助けるのは、
読んだときに、自分は果たしてどうだったんだろう、と
いろいろと客観的に
終わった恋愛を考えさせてくれる本です。

本屋さんで目に付いた本を手に取ったら、
まず目次を読んでみて、
自分がいちばん知りたいことが書いてあるページに
さっと目を通してみてください。

そこに書いてある文章が、あなたの心にぴったりくるなら、
その人の言葉があなたに心地よく響いてくるならば、
きっとその本はあなたの力になってくれるでしょう。。。

よい本は、失恋のいちばんのお薬になります。
よい本は、あなたの苦しみを和らげてくれる
失恋のお医者さんです。

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■きょうのことば■

お前は、いつだって全てを愛そうとする。
それは、わしから見れば笑っちまうけどな。
だけど、お前は、いつの日か大地に、太陽に、風に、
全てのものに愛されるだろうよ

〜 インディアンの言葉より〜
     
この言葉は私のお友達が送ってくれたものです。
心がかたくなになったとき、インディアンのおじいちゃんがこんな風に
言ってくれたら、どんなに心癒されるでしょう。傷ついても、うまくい
かなくても、人は心の中で“愛すること”をやめられはしません。。。
愛するからこそ苦みも知り、愛するからこそ喜びも知るんですよ。。。
さあ、深刻な顔を和ませてください。。。にっこり微笑んで。この言葉
を贈られたとき、思わず心が優しくなった。うれしかった。
だから次は私からあなたに、この言葉を贈るよ。。。(∩_∩)

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■失恋のおくすり(Books)■

『もう、「ひとり」は怖くない 心地いい“孤独時間”の楽しみ方』
津田和壽澄 著 祥伝社

キャリアウーマンだった著者が、大きな挫折、喪失感を味わい、その苦しみ
からなかなか抜け出せない様子を読んで、失恋したときもこんな感じだった
なあと思いました。苦しい、だけど、どうしようもない。ひとりぼっちを
どう過ごせばいいのかわからない、孤独に負けたくない。。。そんな気持ち
になったとき、是非おすすめしたい一冊です。読み終えたときにはきっと、
ひとりは怖いものではなく、楽しむためにあると思うようになれるでしょう。

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2002.4.6


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