『 やってはいけないこと 』

 

彼(彼女)に振られてしまってからも、
つらくて切なくて、
もう一度声を聞きたい、気持ちを伝えたい、と思うことがあります。
いじいじ考え続けているぐらいだったら、いっそのこと
一度ぐらい電話したっていいじゃない、
一度ぐらい会おうって誘ったっていいじゃない、って
思えてしまうよね。
恋人にはもどれないかもしれないけど、
彼はもしかしたらやさしく受け入れてくれるかもしれない。。。
そんなふうに思ったことはありませんか。

私もそんな気持ちに何度も何度も負けました。

そして電話をするたびに、たのしい会話はおろか、
奇妙な間のあいたバツの悪い会話がかわされるだけで、
メールなんてムシされて・・・
「あー、こんなことなら電話なんてかけなきゃよかった!!」
「あー、あんなメール送らなきゃよかった!」と、
激しく後悔し、落ち込むばかりでした。
決して大げさではなく、
実際行動に移すより移す前の方が、
100倍平和だったように思えたものでした(笑)。

失恋で私が学んだことは、
“一度振られてしまったら、
どんなに声を聞きたくても、
振られたほうから電話をかけてはいけない”ということでした。

手紙やメールを出してはいけません。
とにかく、元カレ(彼女)に期待してはいけません。
それがどんなに淡いものでも!

たとえば同じ状況を自分にあてはめて考えるとわかりやすいかな。。。
少しの間つきあってたけど、
気持ちが冷めてしまって、別れを告げたはずの男(女)が
しつこく電話してきたら・・・?
別れたはずなのに親しげなメールが来ていたら・・・?
誕生日や記念日にプレゼントが届いたら・・・?

・・・やっぱりそれは迷惑だと思いませんか。。。
連絡が来た数だけ、引いてしまうよね。。。
自分の失敗を思い出して心が痛みますが、
これは事実だと思うんです。

振られたら引き際が大事だよ。
心の中はなかなか決着がつかず、揺れ動くかもしれません。
しかし、現実生活ではきっぱりと、過去と縁を切りましょう。
彼はもう自分とは関係のない人、と割りきらなくてはいけないのです。
一目見ると切ないかもしれない。。。
だけど、凛として過去の恋への執着に、自制心をかけましょう。。。

連絡して、気まずくなって、
相手に迷惑がられているなんてことを、
いちいち確認することなんかありません。。。
迷惑なんだな、嫌っているんだなと
自分に確認させすぎると、それは「憎しみ」に変わってきます。。。

新聞でストーカー行為で逮捕された女性の記事が
時々載っていますよね。。。
嫌がらせをし、相手が苦しむことで自分のプライドを保っていたかった、
ただただ、自分を振った彼が不幸になるのを見たかった。。。

行為は最悪のものだけど、
その気持ちは痛いほどわかります。
振られたらやっぱりそういうネガティブなことも
思ってしまう、それが正直な気持ちだもの。
「バカヤロー、不幸になれー!」「イタ電してやろうか!」
って、本気と冗談スレスレの気持ちになったりするでしょう。

だけど、それを実行するのだけは、
あなたのプライドにかけて、
やってはいけません。

誘惑に負けて、やってしまえば
素晴らしかった思い出さえも、
永遠にふたりの心から消滅してしまう。
そして何より、
あなたの純粋な心は
ボロボロに傷ついてしまう、
新しい恋への道も、堅く閉ざされてしまうでしょう。

さあ、深呼吸してみて。

あなたは振られたかもしれないけど、
すてきな思い出もちゃんと手に入れたんだ、ということを
忘れないでいてください。

古い恋の呪いに惑わされず
憎しみの罠にはまらないように。。。

彼に伝えたいことは、
自分だけの日記に書きつけて、
心の中にそっとしまっておきましょう。

いつかその日記を読み返したとき、
あなたがどんなに優しい気持ちだったか、
どんなに人を好きになれたか
どんなに切なかったか客観的にわかるでしょう。。。

そして苦しかった失恋さえ、
いい思い出になったよ・・・って
きっと思えると思うんですよ。。。

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■ 〜きょうのことば〜 ■

  覚えておいてほしいこと。
  彼または彼女が、『運命の人』だったとしても
  永久にそう思い続けなくていい。
  この恋に破れても、それは別の恋が待っているからかもしれない。
  いつまでも悩むことはない。
  だって、少なくともいっときは、心から愛し合ったのだから。
    〜 ペッパー・シュワルツ(ワシントン大学教授)〜

失恋は苦しいよね。だけど苦しみが大きな失恋ほど、いい思い出になるよ。
あなたがこんなに誰かを愛したこと、愛してこんなに傷ついたこと、そして
傷ついた自分をちゃんと癒していこうとしていること。傷ついたときあなた
が感じたこと、助けてもらったこと、自分なりに対処しようとしたこと、
すべてがあなたの学びになっているはず。。。私がそうであったように、
あなたも失恋でいっぱい学んでいるんだと思います。だからこれでおしまい、
ってことは絶対にないんです。すべては次につながっていくよ。
失恋を越えて、人の心の痛みがわかるやさしい人になれた時、
同じようにやさしい相手とめぐり会えるんだと思います。。。
     
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■失恋のおくすり(Books)■

『自分らしく生きたかったらエゴイストになりなさい』
ヨーゼフ・キルシュナー著 草思社 

とても勇ましいタイトルの本ですが、勇気が湧く名言がたくさん載っています。
ヨーゼフさんの言うエゴイズムは、自分さえよかったらいい、というものでは
なく、もっと自分にパワーを与えて主張させたっていいんだよというエゴイズム。
弱った時、優柔不断になった時になくてはならない力強い言葉を与えてくれます。
きっと心に響くことばがたくさんみつかるでしょう。

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2001.10.26

 


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